宇奈月ブログ

人生の旅人

春が招く遊歩道の誘い。


opop7976.hatenablog.com

春めいたこの頃になると、
遊歩道に行きたくなる。

出かけるときには、一時は
携帯しなかった新型コロナ予防の
マスクを持つ気持ちが
わいてくる。

一方では、どちらでもよかった期間が
かなりあったものだから、安心感が
どこかにあって、いらないんだなと
思う気持ちが出て迷ってしまう。

だが、かかれば面倒でもあるし、費用も
かるようになって、変異してらさらに
罹りやすくなり、4月からは無料であった
コロナ世薄井ワクチンが、有料のなる様だ。

さらには少しづつだが、患者も
増えてきている事を思うと、
マスクは持っていくことにした。

昼食を済まして、軽い気持ちで出かけた。
車での道のりだが、道中のコンビニで駄菓子
と、お茶を買って向かった。

家を後にしてしばらくしたら幼稚園が見える。
居残りしていた園児と母親だろうか。

信号が赤の時に、数組の親子が、園の勝手口
から塊になり出てきたのが見えた。
子供たちの体格が小さく見えたので新入生かも、
と思った。
走りながら運転は目的の遊歩道につく。

一週間前には来ていた時は水は小川にはなかったが、
今日は、いつものように通水していた。

車を止めながら、かってここにカルガモ
いたことを想像したが、まだその気配は
なかった。

届くはずの春はすぐそこまで来てるけれど、
遊歩道の景色はまだ蕾のない草花があり
冬の匂いが少し残っていた。

車道に沿っての水路が、まだ冷たそうな
水ではあるがキラキラと柔らかい日を受けて
輝いている様子が映ると、ほっとする。

路傍に車を止めて、小川のほとりに
しゃがみながら皮をのぞき込み川の中を
観察する。

小川に沿って歩きながら、
もう少し先になるな、カルガモの親子たちは

そう思いながら、愛らしい親子の姿を想像した。

ふと「春の小川」を思い出す。
帰りながら、携帯で「春の小川」を聴く。

児童合唱団の声を聴きながら、先ほど遭った
幼稚園児のかわいらしさが頭の中で
一緒になった。

なんとなくすがすがしい気持ちに
包まれたなった。

気持がいいとき、少し悩んだ時、そんな時
この遊歩道は、私にとっては、癒し、励まし
の心の友のような存在である。


ありがとうございました。


完。