宇奈月ブログ

人生の旅人

藤ノ木の剪定をする(2)

藤ノ木も葉を落とす作業を考えてから
1週間がたった。

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野暮用が有ったりして、午後2時頃から
刈り込みを始めた。

藤棚は、枝がいろんな方向に向いていて、
一般の樹木のように幹から放射状に
突き出ていない。その分迷いが
大いにある。

どれから切りそろえるのが、迷う。
誤って、メインの枝を切り離すと、
来年には、いびつになってしまう。

最悪せっかくの真夏の太陽光遮断を
遮る層にならずに穴が開くようなことは
避けたい。

どの位置からでも、若葉の層の厚さが
均一に茂るように切りそろえる。
そうすると、新芽、若枝が絡み合って
大きな座布団のイメージになることを
期待して刈り込む。


葉、枝落とし前



葉、枝落とし後

さて、
取り掛かり始めると、
うっそうとした草枝を剪定するのは、
脚立に立ちながら、刈り込みばさみを
操って、上を向きながら無駄な葉と
月の枝を剪定する作業となった。

上を向きながらの剪定は、下を向いての
作業と違うので、かなりきつい。
また刈り込みばさみも、手ばさみとは
重さが違うので、力がいるわけである。
寄る年波には、きつい作業であり、
棒樫などの剪定がよほど、楽。

この年齢になるまで、数十年続けて
来てしまった。

後どのくらいできる作業かと、自問自答
したり、子供に作業を託しても引き継ぐ
保証はないことと思うと、いすれは撤去に
なるのかなあ~。
と走馬灯のように思いながら作業は
進んでいった。

枝だけになった棚が明るくなったころ、
地面には、反対に剪定された葉や枝が
うずたかく積もっていた。

地上の葉、枝を処分する作業が残った。

終わり頃には、決まってやってくる
石油売りの車が、通り過ぎて去って
行った。 
決まった時間は、大体4時半ごろで
あった。
夕餉の支度が始まる頃だった。


ありがとうございました。

完。