宇奈月ブログ

人生の旅人

東電の最近の動き1ー汚染水

東京電力福島第一原子力発電所
発生した事故によって、
高濃度の放射性物質が含まれる
汚染水が蓄積されています。

これらの汚染水を処理するため、
東京電力は複数の方法を試み
てきました。


2020年末に東京電力は、新しい
汚染水処理システムである
「ALPS2(Ad
vanced Liquid
Processing System)」を導入する
計画を発表しました。

ALPS2は、放射性物質を含む水をろ過し、
放射性物質を取り除くことができる
システムであり、
2021年からの稼働を目指しています。

2021年1月、東京電力は処理済みの汚染水を
放出することを検討していることを
発表しました。

この放出は、放射性物質の濃度を基準以下に
するために必要な処理が完了した後に
実施される予定です。


その後、2021年4月には、東京電力
汚染水処理施設の改修を行い、
処理能力を増強するとともに、
処理済みの汚染水を貯蔵するための
新しいタンクを建設することを
発表しました。これにより、
処理済みの汚染水を貯蔵する
タンクの数が現在の1,000基から
1,370基に増える見込みです。


2022年2月、東京電力は処理済みの
汚染水を放出することを正式に
決定しました。

放出は、2023年頃から開始される予定で、
海洋放出と地中放出の2つの方法が検討
されています。ただし、放出が行われる前に、
政府の承認を得る必要があります。

現在、東京電力放射性物質を含む汚染水を
蓄積するタンクを増設するなど、
放射能汚染の影響を最小限に抑えるための
対策を進めています。

しかし、地元住民や漁業関係者からは、放射性物質
放出に対する懸念が依然として残っています。

ありがとうございました。



完。