宇奈月ブログ

人生の旅人

シリコン・バレー銀行の破錠の道。

今週の月曜日に発した米銀の金融経済の
雲行きが1週間たっても回復しないよりも
混乱が一向に治っていく兆しがありません。

シリコン・バレー(SVB)銀行のつまずきから、
一向にたてなおる兆しが見えません。

この事件の発端となったのは
カルホルニア、サンタクララ州に
本拠地を持つ商業銀行の「取付騒ぎ」が
事件の発端です。

翻れば、
昨年9月にはFRBの第一回の金利引き上げが
おこなわれました。
その金利の0.75%は世間予想をはるか超えて
いました。

この金利の上昇で、日本はもとより世界中が
揺さぶられ、日本のドル・円は一時が151円
までの円安となり、輸入物価の高騰の
洗礼を受けました。

米国も
加熱する物価の高騰を抑えるための第
一歩でした。
それ数回の値上げを経て今に至っていますが、
世界の中でも景気がいい米国で、火消しのための
金利の意識的の上げは、あまり効果は
ありませんでした。

そうとは言いながらも一方では、財務の悪化が
悪くなる企業も増えてきました。

金利高騰による利益の剥落により財務の
劣悪化を招き倒産する企業が
増えてきました。

SVBは、シリコンバレーのテクノロジー企業に
特化した銀行であり、2000年代初頭には、
多くのベンチャーキャピタルからの投資により
急速に拡大していました。

名前の通り
シリコンバレーに特化した銀行でした。

破錠に至った一つの大きな要因として、
SVBは、急速な成長に伴って多額の融資を行っており、
2008年当時の資本不足により、財務状況が悪化しました。
このため、SVBは資金調達を余儀なくされ、その結果、
金利が高騰しました。しかし、金利の高騰だけではなく、
テクノロジー企業の倒産や融資不履行なども発生したため、
SVBは破綻に至りました。

清算の決定がなされる前9日から遡る10日の間には株価は
一時86%も下落していました。
つまり。簡単に
言えば1000円――>140円になったということです。

米国の投資銀行でも最近の日本と同じように、制限を
設けている。
当然、SVBにも制限があった。

株価の下落、噂等により、この隙間をの間に
SVBには大口の貯金者が多く、25万ドル(3400万円)
でのしっぽ切りでは、到底我慢できなかった。

引き出す預金者、投資家たちがいた。
破錠まえ貯金の引き出しに加速度がついた。
「取付け」騒ぎとなった。

急速に準備金がなくなった。

そもそも銀行が波錠したたときの返還貯金額は
日本では、かってはすべて保障されていた。
ところが2005年 4月から引き出し可能貯金金額は
1000万円までに変更された。
SVBの破綻は、特定の一つの要因に起因するものではなく、
複数の要因が重なり合った結果でした。
金融危機が発端となり、SVBの事業モデルにも
問題があったことが、破綻の原因となったと言えます。


ありがとうございました。


完。