13日のことである。
家の改築が終わり2週間弱がすぎていた。
次第に実感がわいてきて
風呂、台所、の機能にかんしんをしている。
同時に少しふまんもある。
ただ、それは許容範囲でもある。
まだ、今まで使っていた設備の感覚が残り、
考えなしに無意識に、その昔の行動をやって
しまって、 あっ もう違うのだと、
口角がゆるんで、自嘲気味にほほ笑む。
まあ慣れるまでは仕方ないわ、と
許している自分が居る。
新設の一番風呂の爽快さ、この感覚は
忘れられないものとなった。
あの日(13日)は、雲一つないてんき
風呂上り、9時に車庫の門を閉めるため
卒にでた。
空には今月13日目の月が雲のない空で
輝いていた。
初冬の13夜と間前を付けた。
偶然に、映像におさめた。
今日は13夜の月。
「冴えわたる」という言葉がある。
冬にピッタリな雰囲気の言葉だと思う。
ここで思い浮かぶ。
「13夜」 端唄がある。
確か島倉千代子の歌。
あの情緒ある歌を聴きながら、一杯傾けるのも
良いかもしれない。
若い年代は屋敷遊びの経験が
ない人が多いから
かってが違うかもしれない。