昨朝の気温も一昨日と同じにあたたかかった。
気持ちがいいので、自転車で付近のメイン道路
まで出っかけて行った。
ペダルをゆっくり踏みながら、空気の中を
切り裂いて進む。
ペタル踏み込む足は、今日の
初めての運動で、幾らか重い。
顔を通り過ぎる空気は微風となり耳元を
過ぎてゆく。
私と行き来する車の数は、この時間
にしては少なかった。
無造作に置かれたコンビニの車には、
人の気配は無い。
コンビニを通り抜けながら
チラリと一瞥を送る目の先には、
まだ食事をしていないのだろう、
左手にコップ、右手にはパンをもち
戸外のベンチに腰かけている人がいた。
それから4~5分走ったら住宅の切れ目を過ぎたが
そして東の連山がのぞいた。
いつも見慣れた東の連山の山端には薄雲が
広がっていて、
その付近を取り巻く空の色は、淡い空色に
変化していて、よく言われているような
春霞のような感じがしていた。
淡い薄雲は、それ以上大きくはならず、
漂っていて、不思議な帽子を見ている
ようであった。
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道すがら
ふと、近くにある公園を通りかかったが、
春の鼓動は感じられない。
まだ遊びのために訪れる主(親子たち)が
見当たらない
主が来ていないのを見ると、公園で楽しむた
めの草木が育ってないためもあるのかな
と思ったりした。
まだ桜のツボミのほころびは、まだ少し硬く
柔らかくなるのはもう少し先になりそうと
感じた。
春のうららかな季節が本格的になるのは
やはり関西でいう
暖かくなるのは
「「お水とり」が済んだ後に」
なるかもしれないと強く思った。
ありがとうございました。
完。