この一週間は全く雲のない日が
多くあった。
昨日18日もそうであった。
雲のない24時の空。
うっすらと染まった街の
天空に煌々と浮かぶ昨日の月は、
何かを考えさせる光であった。
下弦の月。
左半分が光る月。右半分は暗闇の月。
そんな月が私はすきだ。
この月を見れば、時々昔を思い出す。
満月のように、人生日向だけを
歩いた記憶はない。
泥にまみれて、あがいた記憶もある。
酒におぼれかけた日もある。
と。
人生暗がりもあれば日向もある。
気付くように と、教えて
くれたのは新月であった。
しばらく眺めると、落ち着く
のである。
そして、そんな時は、
そばには、酒があった。
時を経て甘党になり、
余り酒は飲まなくなったが、、
そばにお神酒があれば好いと
今でも思っている。
酒の名曲、福田こうへいさんが歌います。
●〽涙の酒●〽
しあわせほしがる女の胸に
路地のしぐれがまた濡らす
あなたこんやはどの店当たり
あんなにやさしくしてくれたのに
夢のもろさに泣ける夜
あなたをにくめぬ悔しさつらさ
せめて昔にもどれたら
あなたこんやはどの店当たり
だれかが唄った想い出歌に
女ごころが また泣ける
口紅吹いてもみれんが残る
まして雨降るこんな夜は
あなたこんやはどの店当たり
ピサスをはずしてとまり木迷子
辛い涙の酒に酔う
(終わり)
高温域の好く伸びる声が心地いい。
男が歌う女歌も 気持ちが落ち着きます。
ありがとうございました。
完。