宇奈月ブログ

人生の旅人

リンゴ追分と福田こうへいさん

風が強い日だった。
春一番には、早いし、と言って
外出の予定もない。

リンゴ追分を視聴しました。

 


~● リンゴ追分 ●~


歌手:美空ひばり
福田こうへい(カバー)
作詞:小沢不二夫
作曲:米山正夫


〽♪

リンゴのはなびらが 風に散ったよな
月夜に月夜に そっと ええーーー

つがる娘は ないたとさ
つらい別れを ないたとさ

リンゴの花びらが 風にちったよな
ああーー

岩木山のてっぺんを
綿みてえな白い雲が
ポッカリポッカリながれてゆき
桃の花が咲き さくらが咲き
そいから早咲きのリンゴの花っこが
咲くころは
おらたちの一番楽しい きせつ季節だなや
だどもじっぱり無常の雨こさ降って
白い花びら散らすころ
おら、あの頃東京さで死んだ
お母ちゃんのことを想いだして
おら、おらーー

つがる娘は泣いたとさ
つらい別れをないたとさ
リンゴの花びらが
風に散ったよ ああーー

(了)



ひばりさんの歌、
代表的な歌の一つですね。


記憶に有りますが


歌のステージで、
この歌を歌うときは、
観客にはなしかけてい
ます。

「私には二つのふるさとがあります。
一つは、心のふるさと、
もう一つが歌のふるさとです。
歌のふるさとを選びますと
この「リンゴ追分」です。  と。

この歌には、
「月夜に月夜に そっと ええーーー」
が一番難しい。

息継ぎなしに歌いきることは、なかなか
難しい。

水がゆっくり流れるように
聞き手に聞かせられるかどうか。

たとえば、三橋美智也さんの 「古城」の歌で
「~ここかしこ、 あゝ仰げばわびし~」のように
一気に流れる様に似ている。

間の取り方、

歌のこぶしの強弱など。

気を付ける様に
私の師匠が言っていました。


こうへいさんは見事に歌われていました。
流れる様に、―――。

特に、むつかしいフレーズ部分の
こぶしは、なめらかで流れるような
喉でした。

さすが民謡で鍛えた実力ですね。

ひばりさんを又こうへいさんを
今日は楽しみました。


有難うございました。
おやすみなさい

良い夢を。



完。