宇奈月ブログ

人生の旅人

夢と現実の旨いラーメン体験


ラーメンこの響き。この匂い
幾度感じた事か。

何度聞いても飽きない。
この言葉が浮かぶと、
今まで他の食べ物を
考えていたのが
瞬間に頭の中がラーメンに
入れ替わってしまう。

薄こげ茶色の汁(つゆ)に
浮かぶチャーシュー、
玉子、野菜、たちの家来を
従えて(家来は時々変わる
けど、)どっしりと中央に
麺が鎮座する。

更に空間に味を含んだ匂いを
投げかけてくれる。

戦いの準備は整った。
さあ、来い、
わたしに、うまい味で私に
戦いを挑んでいる。

私も大きな口でラーメンを
啜り込むと僕は味の呪縛に
引き込まれて、広いクモの糸に
掛かった虫の様に、ラーメンの味と、
匂いのしている蜘蛛の糸
絡め採られてしまった。

美味しいと思ったら負けなのだ。
食べ勝って「味は大した
ことはない」と言いたい。


それを許さない麺がいる。
独特の風味と深いコク、
そんな魅惑の世界への扉に
一掃引きずり込んでいく。
舌触りと共に、あたたかな
スープが胸いっぱいに
広がり来た。

ラーメンはう
まかった。
ここで私は負けを悟った。


美味しいと認めた。
何処かからだが楽になった、。
でも不思議な戦いだと思った。


ラーメンの虜になる瞬間、だった。
それはまさに至福の時間の
様だった。。

********

遠くで、だれか呼んでいるーー。
家内が呼んでいた。
「お父さん、起きて、ご飯ヨ」
昼ご飯だった。
テレビ見ながら――うたたねだった。

アッツ。 夢だったん

だと気づく。

現実にラーメンの
匂いが漂っていた。

起きてもラーメンだった。
少し、いとおしい気持ち
になった。






ありがとうございま