宇奈月ブログ

人生の旅人

何気ない冬の遊歩道

昨日の雨は結構な冷たく長い雨であって、
その影響が、今日も続くかと思ったが、
天気になった。

朝方の東の連山は、いつもよりカスミ化し
た雲で覆われていて、ふもとを残して
裾のほうまでながれていた。

午後の空は頂上には雲が垂れ下がり、
裾のほうに向かってながれていた雲は
なくなっていた。

夕方、チョイ用で、4時を回って、
駅前に出かけた。

1時間後用事が終わり自転車を
走らせながら、自然に駅の近くの
遊歩道 に足が向いた。

先ほどの4時をを回ったころはまだ
明るかったのに、小一時間の間に
アッと言う間に日は暮れていた。

一斉に車のライトの明かりが
飛び込んできた。
日が暮れたんだと意識した。

国道から少し入った場所にある遊歩道は
春先ともなると、人の流れもあり、鳥の
さえずりも聞こえて、人工花壇には花が
咲き乱れるのだが、

久しぶりに訪れた冬の遊歩道は、
人の姿は見えずしずまりかえり、
自転車を歩いて押しながら、

広葉樹が風で吹き寄せられた上を車輪で
踏み散らすザワザワの音が聞こえて、
かえって静けさを高かめていた。

これが冬の遊歩道だなあ
と実感した。

だが、
人気のない遊歩道も淡い電灯の照明で、
照らしだされた風情は、

無造作に置かれた川の石も、
来年もせまった師走の
イライラの起こる気持ちをほっと
和らげて私には効果があった。





お立ち寄り
ありがとうございました。


完。