宇奈月ブログ

人生の旅人

福田こうへいさん、「帰り船」を歌う 。

福田こうへいさんと「帰り船」●

o田端義夫さん。
o直立不動の彼。
0エレキギター
0わきに抱えたポーズ。

彼の曲を目を閉じて
聞き入れば、

まじめな
ちょっとした語りと
エレキギターを抱えた
姿がステージの姿とともに
聞き手の瞼の裏に残ります。

そして心に残る歌をたくさん
歌っています。

例えば:

帰り船
大利根月夜 
十九の春
上海の花うり娘
島育ち

******

福田こうへいさんが
田畑義夫さんの曲を

選んだ理由は
わかりませんが、

やはりこの歌から
強いテレパシーを

感じたに違い
ありません。

●〽 帰り船 〽●


歌手:田畑義夫
  :福田こうへい(カバー)
作詞:清水みのる
作曲:倉若晴生

www.youtube.com


1番〽

波の背の背に 揺ら荒れて揺れて
月の潮路の 帰り船
霞む故国の 小島の沖じゃ
夢もわびしく よみがえる

2番〽

捨てた未練が  未練となって
今も昔の    切なさよ
瞼合わせりゃ  瞼にしみる
霧の波止場の 銅鑼(どら)の音

3番〽

熱い涙も   故国につけば
うれし涙と  変わるだろう
カモメ行くなら 男の心
せめてあの子に 伝えてよ

(了)



切ない、望郷の思いが
切々と伝わってきて

変調のロディと詩が
感情を優しく包み、

遭いたいたい思いが、
心に秘めた思いと
なっている。

情景と力強い唄が
進行するにつれて

一体となった聞き手が、
ないはずの波と潮風が
あたかも吹き荒れている様に

船の揺れる振動として
体の動きに伝わり

手拍子になって
広がっていく。

そんな力を感じます。



ありがとうございました。


完。