チャイムが鳴る。
確認すると宅急便の兄さんだ。
受け取りの印鑑の代わりに
小包みが差し出される
目を小包みに落とすと
宅急便の差出人は、子供からである。
変なことに気付く。
あれ。ふしぎだ。いつもはんで押したように
事前に連絡があるのに連絡がない。
いつもは、品物を送る前には、電話の一報を
くれるのに、商品が先に届いたのに。
子供の習慣が違うと、どことなく少し気持ちが
シックリしない。
子供からのいつもの電話がないのは、少し気にかかる。
何も言わない家内が一番気にしているようだ。
包みを開けてみると
なかみを取り出すと、蕎麦の包みが入っていて、
そのほか、中には一緒に走り書きの便せんが、
一枚入っていた。
旅行に行っていた。
福井のほうに出かけていたけど、
携帯の電源が切れていて連絡できずに
商品と一緒に走り書きで、近況を
入れておきました。
と書いてあった。
これでモヤモヤも収まった。
さて丁度良い具合に蕎麦が昼ご飯に
間に合ったので頂いた。
福井では越前蕎麦越前蕎麦は、越前おろしそばが有名で
鉢にゆで蕎麦をいれ、おろし大根、薬味、鰹節を載せて
汁をかけ頂くのが、福井遅行の食べ方たしいですが、
うちではざる蕎麦として頂きました。
とて喉こしがよく、程よい弾力で
2人で3人前を頂きました。
季節がずれたが、夏の終わりの締めくくりの食事の行事として
最高でした。
●一口メモ●
①越前おろしそばの名前の由来ーかって
天皇陛下がふくいへ行幸された折、
越前市内で名前が付く前の越前おろしぞばを
2杯食されて、折に触れて話題にされた
事が全国に広がり「越前おろしそば」
となったということです。
ありがとうございました。
完。
