玄関のチャイムが鳴った。
モニターを見るが影が
見えるだけ。
急いで家内と代わる。
家内: ハイ
娘 : 私。
モニターの声が少し違うが、
娘からとわかる。
ガチャリ音がして、玄関が開くと
「ただいま。上がるよね」と。
勝手に入れるようにカギは
渡したまま。
声が
終わるか終わらない内に
娘の姿が。
娘を半年ぶりに見る。
今年、子供が進級して、
少し手間のかからない
年になったのと主人が管理職に
なって、少し身のこなしに余裕が
でた感じ。
顔をに合わせて、「ハイ これ」
と手土産をくれる。
娘;連休にみんなで出かけてて、
その帰りに買ったけど、
「好きだった」言ってたから
かっといた。
家内: ありがと。気い使わんかて、
ええのに。
娘:まあええがな。父さん よう買って
きてたと聞いてたんで、変なもんより
ええやろ。
いつの間にか、大阪の名物みたいに
なってしもて、あわおこしさんも
肩見狭いわ。
お菓子買う時の心境をはなす。
私は、そばで相打ちを打っているだけで、
家内との話を聞いているだけで 面白い。
そばでは、テレビがつけっぱなし
になっていてた。
何処なのチャンネルは忘れたが、盛んに
「統一教会」と元首相の関係や
元首相を殺めた犯人を絡めた放送を
やっていた。
持ってきたお土産を開いて食べながら
それから2時間ほどで、
我が家をあとにした。
「子供を連れてくるから、またね」と
帰っていった。
娘の来たときは、晴れていたが、
次第にくもり
戻り梅雨のそらだった。
ありがとうございました。
完。