昨日発生した、日本の経済の指標を表す
東証(東京証券取引所)のシステムが、
今日はどうにか部分的には
正常に機能してくれて、日本中の
投資家が、ホッとしたところでしょう。
東証の不具合が
大手のメーカーの、納入したアローヘッド
のハードの不具合であったということです。
大証(大阪証券取引所)が営業して、東証が終日停止
したことは、昨日の終日ダウンの東証の
影響が、まだその量や質について不明であると
慎重な意見も多いところです。
大証の稼働と東証の停止で、片方だけが起こる
その影響はゼロではないはずです。
投資の世界では何より情報を早く獲ることが
生死を分けるものですから、
システムの不祥事は、海外投資家の信用低下につながり
ひいては、世界第3位の地位を陥落する
ことになりかねなく、大きな損失だと思います。
東証は過去にも大きな不具合が起こり、
投資家の人達を悩ませました。
主なものは、
①
メルリリンチ証券からの大量誤注文により
(通常の1000倍)の注文があり東証の
4系統のサーバーの1つが使用不能となり、残りの
サーバーを利用するよう指示したが、結果的には
使用できる証券会社とそうでない会社、40社が出来
てこの会社の注文を止めた。
②
ご発注の処理:
いわゆるジェイコム事件(現、ライク)
みずほ証券に、投資家が
「1株、610,000円の売り」注文が受けたのを
証券会社が間違えて、
「1円、610,000株の売り」と間違えて東証に発注
当時の取引価格値より低かったので成立した。
それによりみずほ証券は、
400億円を超える損失を出した。
争われたのは、損失を負担するのは
みずほ証券か東証歌が争われたが、
東証にシステム上のバグがあること
が 高裁で判決が下り、東証の責任
となったわけです。その後最高裁まで
争われ、東証の107億円の賠償が
決定しました。
投資家たちに、防護がないのですから
今後、さらに高速なコンピューターに代わると
システムのバグは、存亡にかかわる
でしょう。
ありがとうございました
完