宇奈月ブログ

人生の旅人

地震を考えよう。

昨年同様、耐震診断を促す、木造の
チラシが入っていた。

最近は世界で大きな地震が起こって
いるので、今の関心が高いうちに

新耐震設計以前の建物について
補強をしたらどうですか。と言う
自治体の啓蒙であろうと思われる。

耐震診断は、一般に新築時に
適用される建築設計の構造指針
とは違い

すでに建てられた建物が、現行の
設計と同レベルの耐力があるか
どうかを診断して、不足であれば

材料を補って、耐震診断指針に沿った
違った目線で、安全を担保とする
構造設計分野である。

この10年を翻れば我が国は、大きな地震
が多く発生している。世界を観察すれば
地震のメッカといったところである。
至るところで、地震は起こっている。

地震は一度揺れると、次は小さくなって
いくのが常識であったが、熊本地震では
その常識がくつがえされてしまった。

震度7,さらには震度6以上の地震
再度時間を置かず起こったのである。

特に古い建物には、耐震性能が
劣ることが見受けられていて、


特に1971年(昭和56年6月1日
までに建てられた建築はその
耐震力の不足が多い。

この日を境に「新耐震」に
移行した。

現行の基準の根幹は、接合部の強化が
根幹となっていき、さらにはかずかずの
強化改正が数回行われた。

この耐震診断は大方の都道府県が
バックアップしていて、補助金
付けているところが多く、
概ね 5~10万の補助が出たりする。
必要な方は役所に問い合わせてみる
のがよい。

  ● 一口メモ ●

1,問題がある住宅とは

概ね、耐震性が低い木造住宅は、
① 1,2階のいずれの「スジカイ」が
  間口方向、奥行き方向とも
足らないか

②平面の間取りで 左右、上下
  の筋交いの位置が偏っている。
  (設計に無理がある場合が多い)

③1階の柱(ほとんど隅の柱)で筋交いが
 あって、柱感が狭い場合は、常時
  の時は問題ないが、地震の時に
  引き抜きの力が発生する。
  その力大きくて自重で抑え込む
  負担できない。

 (間口は狭いときは建物の転倒をも
  かんがえる。)




ありがとうございました。