宇奈月ブログ

人生の旅人

認知症を抑制する薬(2)

opop7976.hatenablog.com


最近では若年層の認知症もデーターに
から見ると年々ぞうか傾向になってきています。

働き手が突然診断で「可能性あり」
と診断されたら、その心情は余りある
ものと推察されます。

企業戦士である場合には、企業側の患者への
処遇も簡単に変更できるものではありません。

社会的な公費の負担増、介護人口の増大、また
社会不安が増大します。

最近は、治療より予防の方に医療の質が
転換しつつあります。

この病気の特質性から、長期にわたる
治療が必要であることから初期治療の
重要性が大切であるとおもわれます。

厚労省の研究班の調査結果発表
によれば、18~64歳の認知症
発現者数は推計35700人、
人口10万あたり50.9人。

2022年5月
国立がん研究センターで公表された
がんと新たに判定された患者は、
1年間999,075人(表皮がんは除く)で、
人口10万あたり
約786人(2019年のがん登録)。

両者の罹病者では患者の特質から
比べると、認知症は決して少ない数字では
ありません。

死への心配は少ないのですが、それ以上に
生きながらえにより家族や、社会を巻き込む
部分が多い。


この薬が私たち日本での一般薬となる日が
待ちどうしい。

現在のこのレカネマブは治験レベルで安全を
確認した段階であるから、さらに特別に
「迅速承認」の形で迅速に承認を
得るように進んでいるのです。

さらには保険適用に絡めて、タッグを
組んだエーザイとバイオジェンは早い段階で
承認+保険対象薬として、成果を
目指しています。

今回の開発には、米国メディアの報道も
大きく取り上げて、この新薬への記事を
一斉に報道して、関心の大きさを
ひろめました。

さてこの新薬は、正式な名称を

「レケビン」といい

今月の23日の週までに販売されるといわれています。
そして、その対象治療薬の値段は
年間薬代は2万6500ドル(350万円)でそうとう高価
だとおもわれます。


ただ、
高齢者向けの保険「メディケア」
適用となれば、
1日当たり、14.5ドル(1915円)
年間70万程度になるようです。

仮に
日本での認可が下りて、保険適用可能となると
仮定すれば、高額医療の範囲(約70万)で
治療が可能となり、費用の負担も現実に
可能でしょう。

今こそ、日本での承認をしてもらいたいものです。

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韓国ドラマで「私の頭の中の消しゴム」は、
罹災者の家族を巻き込んだドラマで
身につまされるドラマです。



ありがとうございました。


完。