宇奈月ブログ

人生の旅人

暖簾をしんみりとうたう福田こうへいさん

五木ひろしさんの歌に暖簾がある。

暖かみのある歌である。

私は考える。
酒と暖簾は切っても切れない。

暖簾を境にして、俗世界と
別世界があるように思う。

暖簾をくぐると別世界である

上手い店主は、別世界に訪れた
客人を陶酔の世界にう。

暖簾の中では無礼講の世界である。
人間上下(かみしも)は無礼講。

この場所での会話は無礼講。

好い店主は、よいお酒であってくれます
ようにと
暖簾をくぐってきてくれた客人に、
スッキリした気持を持ち帰らしてくれる。

そんな店主の暖簾くぐりたい。

******


この歌を福田こうへいさん
五木ひろしさんのカバーとして
うたっています。

彼にしたら音域は低いほう。

さすがにこの中高音域でも確かさは、
生きています。
とにかく、伸びやかに聞こえます。



●〽 暖簾 ●〽


歌手:五木ひろし
   福田こうへい(カバー)
作詞;永井竜雲
作曲;同

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心にポツンと
寂しさの明かりがともる
やさしい人に逢いたい こんな夜は
温(あた)たかな言葉に ふれたい

暖簾を潜(くぐ)って
立ち上(のぼ)る湯気(けむり)の
行方(ゆくえ)にも

ささやかな人生 謳(うた)うものがある
明日を信じて生きたい


馬鹿な生き方しか
どうせ できないけれど
お前らしくていいさと
今夜も酒が笑う

死ぬほど 本気で
惚れて 惚れて 惚れて 惚れぬいた
あの女(ひと)にあいたい こんな夜には
気取った夢などいらない

酔って 男が涙
流せば 見苦しいね
すべて 胸にしまえと
今夜も酒が叱る

(了)

この歌からの思い
今、昔を振り返り見れば、
有ったようななかったような
気がする。

遠いうたかたの事を。



ありがとうございました。


完。