10月半ばの秋、駅前郵便局の帰り道に
目的もなく、游歩道を自転車で寄った。
メインの国道から、遊歩道に繋がる
20メートルの連絡道を通り過ぎ
小さな橋を渡り、休憩や、手に持った
駄菓子をつつきながら、一時の
時間を遊歩道で過ごした。
太陽は西に傾きかけていて、流れている
雲間から、まるで幼児に居ないないバー
をするように私に向かって光を降り注ぐ。
微風が吹いていて、しかし秋の光は、
夏の様な刺すような光ではなく、体に、
気持ちがいい。
16時前のこの時間には行き来する人もいない。
静寂の遊歩道と並行して流れている小川や、
昆虫たち、花々と触れ合うのも
この時期ならではの季節の情感を受けて、
ゆったりとした気持ちになった。
ありがとうございました。
完。