宇奈月ブログ

人生の旅人

朝に見る梅雨明けの予感

午前中は、終わったかと思えば
また降り出す。
だが、降ると言う表現とは
違うゆっくり落ちる霧に
近いような雨。

手を差し伸べていれば、自然に
雨粒で濡れてくる、そんな雨。

気温30度ごろ。
首に張り付いていて、首を振る度に
生暖かい空気が鼻を
くすぐるようになでる。

今日はそんな日から
始まった。

もう
そろそろ梅雨明けに入ると言う。
今月の中頃、と気象庁
言う。

体感的にはすでに、入っていて、
巷では熱射病にならないようにと、
放送で細かく注意を呼び掛けている。

母親が、子供たちにこうした
らよいですよと、
安心を授けているように。
安心感が心を満たす。

傘をさして、外に出る。
庭の小さな畑の野菜も気に
かけなければ、分らないくらい
実りが少なく、確かめなければ
ならないほど疎らであるが、
実っていることには、うれしい。

が少し寂しさも少しは有る。

午後からは、雲を伴い
晴れてきた。

もうすぐ梅雨とも別れが来る。
その雨脚が今日だったのかは 
分らない。

ここで一句:

雲海



か思(おぼ)しき様(さま)や
名残雨
宇奈月



ありがとうございました。



完。