宇奈月ブログ

人生の旅人

空き家(廃屋)を利用して、大麻製造。

20代の男性。
過疎化が進む愛知県豊田市三ツ石
地区に一人の青年が移住していた。

生活の中で
村民との会話では、すれ違いに
問いかけには、普通の会話で
「この辺に引っ越したものです。
のんびりとした生活にあこがれて、
野菜などをそだてて暮らそうと思って
います。」

ある集落の女性の話では、木に登って
ユズを収穫してくれたり、近くで
土砂崩れがあったときには、気を配り
訪ねてきたことがあったと。
「本当に親切。会うたびに元気に挨拶
をしててすごいな」と話したとか。

集落の女性たちとは、顔見知りに
なっていて、その印象は好印象だった。

住んでいる場所は、住民は地理に詳しい
いので、大方はわかるのだが、
県外の人は、住所にたどり着くには、
道路も狭く、大変な場所であった。

民家は
30年ほど前から空き家で、みるからに
住めないような感じであった。
男は「リホームしてもらいますから」と
笑顔で答えていた。

それから1年後、訪ねる若者がいたりして、
BBQをやったり、やテント宿泊
などするようになり、中には、
外車に乗る青年たちがいた。
その行動は、住民に知られる
ようになった。

村人の関心がその若い青年に
移った。
「何している青年だろう」と。


ある村人が「おかしな家」が
あるので見てほしいと駐在所員に
要望。

警察駐在所員(巡査部長)が、
家を見に行くとーーーー。

電気が無いはずの民家には
電気ケーブルが引き
込まれていた。

さらに観察すると、
雨戸が締め切り、ファンが
回る音がするような
機械音が聞こえ、
白い布で内部が見えない。

直感で「大麻かもしれない」
本部の刑事課に応援を求めた。

ほどなく現れた男には、知り合いの
刑事が言った。

「久しぶりだのう」刑事は言った。
男はうなずいた。

住所不定無職:A(29)
大麻取締法違反、施行猶予の付く有罪を
受けていた。

男は言った。
大麻です、売ろうと思って栽培し
600万掛けました。」と。
この大麻
キロ100万で売っていた。

そして、事件は終わりました。

こんな廃屋で、犯罪が起きたのは極めて
めずらしいことです。
今回の検挙は、駐在所員が各住民を
戸別訪問して、今の治安状態を確認して
訪問先の一言から解決した。

住民と警察の連携がうまくいった方法
です。
と県警副所長が述べています。

この事件も、荒廃した家屋で
起こった事件。
ますます廃墟も増えることを
思えば、注意は必要でしょう。

(記事は夕刊毎日08/10を参考)
[



ありがとうございました。

完。