宇奈月ブログ

人生の旅人

うちの春紅葉



うちの春紅葉がずんずんと育っている。
時たま雨の日があるときは、紅葉の成長が
今見どころなのである。

今の季節は、
,天気の時は春霞が似合う春だが、
雨の時はどう表現すれば良いのだろうか。


春紅葉のいいところはどんなところだろうかと
考えてみた。


毎日紅葉のそばで生活
していると、つい思いもしない
気持ちになる。

3月の初めに目が出たころは どの植物と変わらない、
芽が出てくるが、時間経過とともに3月の初めごろは
、紅葉固有の形に変わっていく。

3月半ばになると、やわらかい葉っぱが
あたかも花のようにふっくらと成長して来て、
萌芽の成長時期には、その愛らしい葉は5分割に
わかれて、ちょうど心をとらえる。

幼児の手に似てくる様は、
一句出てきそうな雰囲気である。

そして一枚一枚がべったりと同じ色でなく、
微妙に違う淡い黄緑色を成している。
これがモミジだなのだと独特の美しさを
感じさしてくれているのかもしれない。

春先の煙るような雨の中で、降る霧雨のなかに
、沈黙を守りたたずむ紅葉の美しいことよ。
窓越しに、見ている時間を忘れてしまう。

又、淡い柔らかい光の中で、程よい風を受けながら
揺れ動くさまを見れば、何かを感じさせてくれる
雰囲気をあたえてくれるのである。

夏には節電のために大いに働いてくれるのである。
自然の成長した葉が遮光に役立って部屋の直射を遮ってくれる優等生でもある。

紅葉は、花と同じように、季節が移り
行く流れに形態を無意識に合わせながら、
最良の模様を私たちにやすらぎを
与えてくれていると
思えるのです。




ありがとうございました。


完。