今日も天気が良い。
気分がいいです。
夕ぐれの紅葉の姿はどんな
感覚なのだろうかと考えます。
夜光に照らされた花々は時折幻想的で、
現実から、ひと時を癒してくれる効果が
あると言われます。
日は落ちて、風が出てきた。
時折風が強くなる。少し開けていた
窓から顔を出して、今日も暮れたかと
何も見えない小さな庭に目をやる。
何か起こりそうな予感がする。
紅葉の葉が、風に吹かれて、
微かではあるが木々の合奏が始まる
様に感じる。小さな突風が吹くと
ササ、ザザーと葉同士がこすれ合う音が
するようなしないような、そんな錯覚が
起こる。
数秒だったと思うが、冷気でハッと
我に返り窓を閉め、雨戸を閉(た)てる。
反射的に、外へ出る。
ほのかに家の明かりで浮かび上がる紅葉の
淡い若草色が新鮮です。夜間の紅葉の幹が
闇で隠されて浮いている様錯覚します。
フラッシュ光と闇の影が紅葉を引き立てている。
見渡せば、月が出ていた。
月と紅葉の幻想的な関係は、
遠いおとぎ話をおもいださせる。
no
光有難うございました。
完