宇奈月ブログ

人生の旅人

原油、ガソリンの高止まりと自分の思い。

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(bing.com/images)


ガソリン価格が高騰して、1月16日には
場所により170円越えになりました。
政府は燃料激変価格として、170円を超えた
場合から10日後の27日には5円の補助金
石油元売り業者に補填する処置をとりました。

ガソリンの高騰を抑える処置は、これに
限ったことはなく、政府の備蓄していた
ガソリンを放出する処置は行いましたが、
高々数日分では焼け石に水の効果しか
ありませんでした。

2月現在の価格は。平均170円前後です。
このまま自然に任せていれば190円を突破して
日本の企業は業績が落ち、活力は停滞して、
潜在購買力があるいや世界中の物流は大打撃、
を受けるわけです。

ガソリンは原油から抽出される産物であり当然
値段は重油値段に追従します。
したがって重油を見ればガソリンの動きも
大まかに見えると言えましょう。

では重油はなぜ、高止まりしたのでしょうか。

思い返せば昨年、コロナウイルス罹病者人口の
激増による各欧米の都市封鎖が起こって、
経済の停滞さらに、流通需要が落ち込む
など観点からの2021年4月20日世界では
歴史的底値を付けました。なんと

マイナス37.63ドルを点けました。

これはどうゆうことかと言えば、
原油生産国が増産すればするほど、原油
預かってくれている備蓄保管業者に
預かり量を払うという前代未聞の商業慣習
起きました。

原油生産者は益を吐き出し(負債が増える)
になるわけです。

ここで疑問ですが、原油が下がれば、
経済は良い方向に傾くはずと予想できたのですが、
実は、当時コロナウイルスの猛威により欧米諸国では
年封鎖が行われていた事情があり、原油はたまる一方でした。
流通は完全にストップしていました。
日本の株価は一日1000円を超える下落と大乱調。
日本全体は茫然としていました。

これが丁度日銀と、主要銀行の関係に似ているでしょう。
銀行もある基本当座貯金を超えた預け入れの貨幣には
利息を得ることはおろかマイナス金利を支払う。
すなわち銀行が、「日銀に利息を払う」そんな現象に
見舞われました。そんな状態に似ています。

2022年2月2日現在91,92ドルと100ドルをうかがう
状態となっています。

ところが、この暴落を経験した産油国は、減産
合意して原油のだぶつきは、ジョジョ
解消に至りました。さらに

需要が増してIT産業の伸びなどで、世界の
最近の経済明るい兆しで、原油の在庫が
ひっ迫してきました。それには在庫が
ひっ迫したことも価格上昇の
大きな理由です。

そして、テレワークの需要に半導体の製品が
追い付かず自動車の生産がストップ
するほど景気が回復し、原油需要増で、
価格が跳ね上がりました。

この3年の間にアメリシェールオイル産業は、
採算ラインが40~50ドルと言われるわけですから
価格の低迷で撤退や廃業が続き、
かっての繁栄は望むべきべくもありません。

 現在90ドルを超える時期にもし
シェールオイル業界が健全であれば、
さらには増産が健全な価格帯まで
下かって、引き下げに貢献して
いたでしょう。

やはり、OPECの増産がカギになり、
これから暖かくなり原油の需要期を
過ぎることが、明るい判断になこと
を願います。
NHK論説委員筆(2020/04/29)
www.nhk.jp>pkzjVzogRK
東洋経済(2022/202/07)参考
日本銀行
(以上一部参考)

(了)


ありがとうございました。



完。