朝からどんよりとした曇り。
時間も何の変化なしに過ぎ去っていく。
時が過ぎ、4時過ぎだった。
突然チャイムが鳴った。
チャイム越しに映像を見ると
わが宅の群れの端に住む知り合いの
おばあさんが写ていた。
すかさず。「ハイ」という。
返事がない。
耳が悪いと聞いていたから
今の薄着の体に洋服を着て玄関に出た。
早速、目が合うと
おばあさん:
「実はね。お宅の過度の塀に
「木槿」の花がきれいで、
挿し木したいので
わけてくれない?」
にごやかに笑う。
自分:
「どうぞ、どうぞ。
ほったらかしだから、
良い苗になる木があれば、
いくらでも。」
と、
安心した表情 で笑顔をくれる。
おばあさん:
「その代わりでは、なんだけど、」
と、菓子風の手みあげを差し出した。
せっかくの気持つだから、ありがたく
受け取ることに。
「木槿」の花は、庭からは見えない。
道路から塀ごしに見えるだけであった。
道路に出て意識的に見て初めて
塀越しに見える位置に咲いていた。
毎年きれいな花を咲かしていたのに
花と違い、肥料のいらない低木なので
そんな芙蓉の花だからすっかり忘れていた。
今年の花
清楚で涼しい
掘っていた自分に少し後悔.。
悪い事してたな、とポツリ。
「木槿の花」も幼少の思い出が
にわかに浮かんできた。
これをきっかけにまた、目をかけて
いこうと思った。
※芙蓉は、葉の広がりがモミジの葉のように大きい。
木槿の葉は、一回り小さく細長く、葉端がギザついている。
よく間違える。
私も過去のブログで間違えていて、訂正した。
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