宇奈月ブログ

人生の旅人

福田こうへいさん、「あれが沓掛時次郎」を歌う

1昨日から夏の終わりからいきなり
秋を途に超えて、台所の小窓を開くと、
暦の上では深秋でありながら、すでに
吹き込んでくる風はもう初冬の気温と
なった。

昨日は近畿地方木枯らし1号が吹いたと
気象庁の発表なので、すでに体感では
初冬といってもいいかもしれません。

時々どこからとなく夕餉のおかずの匂いが
鼻をくすぐる。今晩の献立は何だろう。


秋深し隣は何をする人ぞ (松尾芭蕉
(この句は病床に伏せるとき詠んだ句)


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さて、こうへい節を聴こう。
今日はDVDで。

●♫ あれが沓掛時次郎●♫

歌手:福田こうへい
作詞:勝永紘一
作曲:水森英

1番♫
一宿一飯  都政の義理で
斬った相手に 頼まれやした
鴻巣宿(こうのすじゅく)から
熊谷(くまがや)へ
送る道中 母子の旅は
涙隠しの 三度笠
あれが沓掛 時次郎

2番♫
好いちゃいけねい 好かれちゃならぬ
しょせんこの世じゃ 結ばれやせん
嫌なふりする しかめつら
義理と人情 天秤(天秤)はかりゃ
義理が重たい 渡世8とせい)人
あれが沓掛 時次郎

3番♫
助っ人稼業は長脇差便り
斬って稼いだ命の綱を
韋駄天走りも間に合わず
なぜにおいらを待っててくれぬ
お絹亡骸ひしと抱く
あれが沓掛時次郎
 
(了)

www.youtube.com

この歌は、DVDでは「筑波の貫太郎」の裏面
に収録されています。両方とも股旅ものです。

これで、自作の股旅ものは、2作目
とゆうことですね。

民謡、艶歌を得意とするこうへいさんが、
股旅ものの自分の作品が以前になかったのは、
わざと、歌わなかったのでしょうか。
歌って聞かせてください。

DVDの両面とも、着流しのよく似合う
のは,昔務めた和服の扱いの修行の
たまものでしょう。

歌う立ち姿、歩く姿も決っていて、歌が
さらに魅力あるものになっています。

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沓掛時次郎の名前は、舞台、歌、踊り、
テレビ、で見受けられます。
これは
長谷川伸の戯曲の中では沓掛宿に一泊一飯で
踏留した博徒が、同じ博徒の三蔵
を斬ることから始まる作品。を参考している
と言われています。


ありがとうございました。


完。