宇奈月ブログ

人生の旅人

親子鷹:こうへいさん歌う。

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福田こうへいさんの歌「親子鷹」を聴きながら
その、生き方が、小説の「親子鷹」と重なって
頭に浮かんできました。

小説と歌、ジャンルは違うけど本質にあるのは
父親の子に対しる愛
それは、愛を求めない子に対する父の愛

そしてその表向きの凛とした指導を浴びる
子が裏のあふれんばかりの父の愛情を

見抜いて信頼し受け止めた。

その父子愛。

信頼がついに、大輪の花を
咲かせたのでしょう。

感動を頭の感覚で受け止めながら、「親子鷹」の曲を
聞き入りました。




民謡一家の血筋、 大黒柱の父親岩月さん
親子の衝突の有る日々。

見かねて優しい母の勧めで、民謡の道に入り
開花したが、初めからこうへいを父は弟子とせず、

他の師匠に預けて、他人の目で厳しく
批評をしていた。

小説のあらすじと、歌が妙に重なります。

愛情のこもった叱咤が目的に向かって
進む子供に親は頑張りを引き出したいために
泣きながら愛の言葉があったのでしょう。

〽の歌詞は

竜(りゅう)は雲呼ぶ  虎は風逆巻く
俺(おれ9よ親爺(おやじ)は竜 と虎
屏風びょうぶに描かいた  絵のように
睨むにらむ)眼と眼が 花火を散らし
喧嘩しながら    離れない
いつも仇の  親子鷹

2番略


花を咲かそう 大きな花を
俺(おれ)と親爺(おやじ)の
運命(さだめ)花(ばな)
故郷(こきょう)のやまの   岩手富士
歌うこの声        届いているか
親父(おやじ)ゆずりの  この節(ふし)が
空で煌(きらめ)く    二つ星(ぼし)
作詞:沢田すずこ
作詞:弦 哲也

www.youtube.com

民謡の小節か随所にありましね。

よく通る声   いいですね。

良く伸びる声。    納得。

高い音声。うんうん   拍手。


◆◆一口 知識◆◆

この小説は、

子母澤 寛 の作品です。


1995年5月~翌年8月まで読売新聞夕刊に連載されました。


簡単なあらすじは

幕末の「勝海舟(林太郎)」と父親「小吉」

との親子の生き方を中心に江戸後期の武家

庶民の生活を描かれた小説で、

親子で勝家を盛り立てて、父小吉の商才によって
勝家の負債を小さくした。

子の林太郎は剣、学問に
学問の才覚にすぐれて、戌辰戦争では
江戸城無血開城を立役者として成し遂げました。
(ウェキペディアの一部まとめ)


有難うございました。


完。