月曜日、1本の電話がかかってきた。
朝8時15分、ちょうどポストから朝刊を
引き取り 机で広げて経済面を読んでいる
最中であった。
ルルルルルル~
と携帯が鳴った。
携帯を取り上げて、見ると
知らない090からなる電話番号であった。
相手も携帯電話であった。
一瞬、躊躇した。
最近不審な電話があるからであった。
しかし何度もかけなおしてきたので
あきらめてとった。
(ケ:警察 A::自分)
ケ:「00さんですか。」
A:「そうですがーーー」
ケ:東京の新宿署:警察です。
実は、ある人から110番通報が、入って。
その通報があった方の家に行ったのです。
すると、中年の人が意識が無くなった状態で
発見しました。
すぐに病院に救急搬送している最中です。
今、電話をしていますが、この携帯は
倒れた患者の方のもので、運よく見つけて
電話をかけているところです。
電話帳にそりら様と患者と
同じ名前があり、電話番号があったので、
かけさせてもらいました。あなたが実兄
であることもわかりました。
携帯には、その他2人の名前がありますが、
(その名前を警察は告げた)どうゆう
関係の方ですか」
A:「元妻とその実子です。」
ケ:「そうですか、
近くにお住まいの方は、この電話帳の2人で、
最近までご夫婦であり、もう一人は実子ですね
電話口のあなたは実兄であることが
話から分かりました。遠くにい住まいですね。
でしたら、連絡はこの元夫婦か実子に連絡して
みます。連絡がつかない場合は、改めてそちらに
電話を入れます」
と話し手携帯は切れた。
けいさつの相手は、名前を言わ
なかった。
その後、状態の説明が実子に
受け継がれて、うまく、
病院の場所がわかり、親と会う
ことができたらしい。
後日、実の子からの報告で
分かった。
最近は固定電話を持たない家庭が
増えている。
患者もそのうちの一人だった。
一瞬、不安がよぎった。
このまま携帯を聞かなかったら
親族の消息はわからぬじまいで
終わっていた可能性があった。
今回の場合は、連絡がつながるのは
携帯電話しかないとゆうことを知った。
携帯が見つかったので
良かったのである。
ありがとうございました。
完。