宇奈月ブログ

人生の旅人

FOMCの少数派の意見

米国が自国の金利を現在のままで
据え置くことを去る6月14日に
全員一致で決定しました。

11回連続でFOMC会議において
金利値上げへの賛成が
ついに今回でストップしました。

今回は、それでもなお
金利を上げる必要がある」
と判断する会員にスポットを
当ててみました。


先月の米国労働省の発表によりますと、
前年の同じ月を比べると
4%上がりました。
しかし上昇率は11か月間前の年を
下まったという結果が出ました。
つまり緩やかな上昇になった
ことになりました。

そしてFRB の事務方の見方では
23年23年10~12月期から
2期連続のマイナス成長になると
予測しています。

この意味は、昨年からの金利操作で
金利を上げたことにより)
物の上昇が沈静化したのでしょう。

そのFOMC会員(以後会員という)
の中には、今回は賛成に回りましたが、
0.25%の利上げを本音では場合に
よっては賛成に回るという
発言をしていた会員がいました。


金利を上げよ」とする会員は
0.25%の金利ではそれ以上値上がりそうな
物価を抑えるのに不十分で、明確な兆候は
ほとんどない。と主張しています。

さらに
① 労働者不足が深刻が続いている。
② 経済活動を冷えさせる物価高が
続いているが、それ以上に予想していた
経済活動以上に経済の堅調さが
物価を押し上げている。

私の思うことですが

物価高は経済を低下させる。
ところがその一方では
米国は経済活動は好調です。
人手不足がますます人を必要
とします。
人が不足しているので、
単位賃金が上げざる
をえません。
所得が多くなり、経済活動は活発になり
購買力、消費活動も伸びていきます。
すると物価は上がる傾向となります。

現状を推測すると物価の上昇が、
止まらず、0.25%程度の利上げは、
どうしても最低の金利値上げで
あろうと思われます。




ありがとうございました。



完。