米国では、今回資産1000~2500億ドルの銀行
の一部を含む23行についてストレステストを
実施。その結果では安心の結果が出ました。
例えば
JPモルガン・チェース大手、
PNCファイナンシャル・サービス・グループ
などでした。(邦銀は含まれていない)
この検討は実際の生じた結果から出されたの
ではなく、2年間のデーターをもとに
仮想の最悪時のデータを予測して算定。
今回の予想負債を想定した内訳は
① 2年間で商業用不動産、住宅の価格が
4割下がる
② 失業率が10パーセントまで下がる。
(直近では3.7%)。を想定しています。
③ さらには
不動産融資の貸し倒れ、家計の悪化による
クレジットカード向けの損失
④さらには、
このストレステストを行う前3月ごろには
SVB(シリコンバレー銀行)が破定して、
銀行の健全性に不安が広がっていました。
その不安を払拭するために、年1回~2回の
ストレス検査を義務付けています。
等を合わせると、おおむね
5410億ドル(780兆円)となりましたが、
この負債に耐えうる貸し出しができる耐力を
持ち合わせるとしています。
現実には、
昨年から今年にかけて物価の上昇に
伴うインフレを抑えるために、
10回近く利上げをしてきました。
アメリカの金利は5パーセントに
近づくことになり、
借入企業、個人は過去の元利にさらに
上乗せの利息が重なり、
返済が滞ることになっています。
このストレステストを行う前3月ごろには
SVB(シリコンバレー銀行)が破定して、
銀行の健全性に不安が広がっていました。
その不安を払拭するために、年1回~2回の
ストレス検査を義務付けていますが、
今回はこの事情が入っているための
検査でもあろうかと思われます。
ありがとうございました。
完。