今年の牧の木は、どうしたのだろう。
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家の牧の木は、毎年の事ですが、
わが家の象徴として、建築当時から、
一番古く、植木として植えていて、門かぶりとして、
玄関の象徴にと、一目、二目も大事にしていた木です。
私の住まいの木の中では、人から贈られた木、
以上に大事にしてきました。付き合った家を、生活を、見守ってくれた
神木の様にな木です。子供たちもここから巣立ち、
いい伴侶に恵まれて、巣立っていったことを
無言の慈愛に満ちた佇まいで、
静かに見守ってくれてました。
その牧の木の調子が今年悪いのです。
今年も3月頃は思っていたより、茂りが悪いので
心配していました。葉の伸びが異様にのびないのです。
伸びた葉の数が、去年よりも少なのです。
幹の皮はめくれ、本来の勢いが感じられません。
本来でしたらこの時期には、針のような若葉が、
直立に延びたって古い葉っぱ3割ぐらい伸びて、
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5月頃の剪定をすでに行うのですが、枯れたらと心配で、
中止したのです。
さらに状態を観察すると牧の根元の、「竜のひげ」が
青々と勢いよく茂って、牧の木の根元を覆い茂って
のびていました。
もしかしたらーーー。と
頭に浮かびました。
「竜のひげ」が牧の成長を止めているのだと
気がしてきました。牧の養分を、必要な水を、
その強力な生命力で、奪っているのかもしれないと思い、
根元を
伸びすぎた「竜のひげ」を間引きして、元の状態に
復元してみました。
その結果は、今年の冬あたりで、分かると思います。
牧の木はからは、甘い実が生り、去年は自家製の
ジャムを作りました。ほのぼのと甘く、癖のない舌触りは、
またの期待を抱かせてくれます。
入り口にあるため、どう仕上がり具合を第一に考えますが、なんの変哲もない木が、甘い
実を作れる実力を知って、
益々、我が家で生きてほしいと愛おしいきもちでいっぱいです。
竜のひげも、べつの場所で、ちからを発揮もらうようと、
用途をを見つけたいと思います。
最後までお付き合い有難うございました。
皆さまに、良い一日で有りなすように。
完。