宇奈月ブログ

人生の旅人

モロッコの地震に思う

ロッコ
アフリカ大陸の西端の国家で、アルジェリア
の西上端と接していて、その突端はあの有名な
ジブラルタル海峡がある。古今東西の歴史の
うえで軍事上、経済上スエズ運河の重要性は
知られているが、この海峡もマラッカ海峡
並んで重要なところである。


2023年10月8日(日本時間9日)
北アフリカ・モロッコ地震
起こった。その地震は結果的には、
建物、人命、インフラに多大な
被害を与えた。

なぜにこんなに大きな地震
起こったのだろうか。

少し考えてみた。

はじめこの地震をテレビの一報を聞い
たときは、5強~6弱と聞いて
いたので、日本の基準で考えていた
私は、ある程度の被害は出るが、
そんな大きな被害は生じないであろう
と思っていた。

テレビの放映を見る限り、あまりの
すごさに息を飲んでしまった。

いたるところには瓦礫となった家屋
や家具が有り、途方に暮れた住民の
困り果てた姿に同情した。

その被害は人命は2500人に近い人が
命を落としているし、家の大半が倒壊
していることを思うと、地震対策が
なされていなかったと思う壊れ方で
あった。

組積造は壁の厚さが厚いほど、
耐震性かよくなる。

この壊れ方を見ると、地震に耐える力は
確保していたたであろうが、レンガの
せん断(横に引きちぎる力)を受け止める
接着能力が施工不良になっていて、
その場所が破壊したこととみられる
ことである。
この場所を補う力が足りず、次々と
ドミノ倒しのごとく破壊に至る
ことになったのかもかもしれない。


もう一つは、建物の曲げ威力が
不足だったかもしれない。
建物は、せん断と同時に曲げを
受けるわけだから、十分な施工が
されていなかった(鉄筋コンク
リートに鉄筋が不足した可能性)
がある。

調査結果を見たい。

土、レンガ(焼き固め式)を積み重ねて
作る建築は、一般に「組石構造」と
言われていて、日本でその
「構造計算基準」が日本建築学会から
1983年ごろに出版されている

日本では、レンガを使う建築は
最近は、聞かない。

旧耐震制度の基準では、6弱以上の
地震は法性備されていなかったが、
今の新耐震基準では、震度6弱程度
でも倒壊しないことが保証されていて、
いる。

建物を安全に建てるには、

① 建物はつりあいよく建てましょう
② 出来るだけ重さは、軽くしましょう
③ 無理な長い梁を掛けるのはやめましょう
④ 地盤調査は、軽微な建物以外は調査を
しましょう
⑤ 筋交い、耐震壁はつりあいよく
配置しましょう。
⑥ 柱と梁の接合部は特に強くしましょう。
⑦ その他指針に沿って、建築しましょう。
⑧ 地盤の調査を慎重にして、施工
  しましょう。



ありがとうございました。



完。