宇奈月ブログ

人生の旅人

急患日記

今思えば、あれは今年の2月4日木曜日だった。

昨夜から家内の調子が悪く、痛みを伴った
症状だった。小さな痛みは断続的に
続いていた。

当日、
明らかに入院を覚悟する病状だと、
すぐ判断をして、市中では一番大きな
医療センターに行くことを決めた。

食事もそこそこに家内に付き添いながら
玄関を出た。

運の悪いことに車のスターターがかからず、
自家用は、使えないまま、タクシーで行く羽目に
なった。

ところが、
センターについたところ、紹介状がないのに気が付く。

受付で、聞くと紹介状が必要の一点張り。
(特別料金を払えば、紹介状なしの制度は
ないという)

慌ててかかりつけの医院にタクシーで直行。

紹介状受け取ってまたセンターに直行。
初診を受けるのは、ついに 午後になった。
家内は、相当衰弱。

そして、付き添いながら同伴で診断を主治医から
聞くこととなった。
終わったのは3時頃ーー7時間もたっていた。

これだったら、「救急車を頼んだ方がよかったね」と
家内が弱々言った。
私の失敗だった。

わたしは むねが痛んだ。申し訳ないとおもった。
(家内の状態は、救急車対応の急患だと判断を
間違えていたと思った)

MRI、を主に検査の結果、
症状から、1週間入院することに決まった。

さらに診断が終わり、あきベッドが割り当てられて、
 7階の相部屋と決まった。

急に入院となり、身の回りの着替え、洗面道具などは、
万一を考えて準備はしていたので、安心した。

担当看護師に部屋で説明を聞き、承諾書を後日
提出する約束で、3人部屋にようやく入院が完了した。
家内は、崩れるようにベッドに座りこんだ。

家内は、やっと治療ができると安心した気持ちが
ほっとした表情で現われていた。
私も、ことの重みも半分だが、笑顔で返すことができた。

悲しむべき事に
その日がら、退院まで直接には面会の日が一日もなかった。

あくる日、家内の一週間分の着替えとか、
テレビのイヤホーン(自分で調達規則)や
週刊誌、は直接手渡して、家内と笑談もできず、
看護師に渡し、看護師から家内に届ける
ようになっていた。

どうにか、大腸ガンではなく、ほっとしている
今日このごろである。

これ以来病気については、自分だけでなく
相棒にも 気を向けて緩やかな注意を
向けようと思っている。

 ●一口メモ●


①、紹介状なしで、大病院をしんさつを受けると
  診察料+初診料5000円(歯科3000円)
②、再診の場合は
  診察料+初診料2、500円(歯科1、500円)
※:今回は、医療センターでの受信でしたが
  紹介状のない場合は、今回の場合のように
  ①、②もうへ付けない病院があります。
  問い合わせて確認する必要があるようです。

  

ありがとうございました。
おやすみなさい。

完.