さわやかな晴天とグランドゴルフ
目覚ましが7時に鳴った。
朝起きは、どちらかと言うと
起床は苦手です。
窓のカーテンを開ける。
着替えながら窓越しに見ると、
散り惜しんだ紅葉の残り葉が、
かすかに揺れている。
今日は、12月にしては、少ない
極晴天です。。
だが、しんしんとした冷たそうな
気が伝わってきます。
7時起床は、普段とは
あまり変わりないが、
特別に今日は、行こところがあるのです。
「グランドゴルフ大会」である。
一連の洗面の習慣も終わり
顔を拭いている最中に、
携帯電話が鳴った。
電話口で。大会運営会長が
「忘れ物無いようにな。
クラブ5本、ボール5個はわしが
積んでいくから。
仲間に声かけてください。」
と念押しの電話をくれました。
几帳面な会長なのです。
この競技は1年の春冬に開催される
地区の大会であり、
十数年の歴史があり、
選手兼大会運営を含めて、
120人程度の大所帯が参加します。
8時30分現場日着いた。
すでにほかのチームメートが来ていて
場所取りを済ましてくれていました。
私の10人、2チームもすでに到着して
試合準備は完了していましした。
みんな張り切っていて、
表情が輝いている。喜喜としていました。
「待ってましたよ。」「優勝や」とか
何かを言いながら、持ち寄って来た
お菓子を交換する。
「いつも貰うばかりですまんね」
と誰かがいう。
「いつもの事だから、礼はいらんよ」と
跳ね返って、「ははは」と丸く収まります。
9時30分から試合が始まりました。
グランドゴルフは
普通のゴルフに似ていて、1ラウンドを
パターに似たステッキで8ホールを回り
ゴールポスト(ゴルフで言うゴールの穴)
に少ない数で入れるかを競うスポーツです。
今回は3ラウンドを競い、全ラウンドの
合計点の少ない人が優勝します。
試合は、大体16チームに分かれて競われたが、好記録続出で、
優勝者は、54点でした。
わがチームのプレーヤーが最高か一点違いの 55点
残念でした。
午後1時近くに、ぜん競技は終了した。
さわやかな、達成感の、少しのけだるい
体感が、体を包む。
妙に、満足感がわく。うれしい。
すれ違う方向から「またね。」と
柔らかい優しそうな女の人の声が、
流れる。私は、笑いながら無言で、手を振る。
空は、まだまだ 晴天だった。
お付き合い有難うございました。
完