今日朝から、雨になった。
珍しく小ぬか雨になった。
しかし梅雨時とはまた違う雨。
噴霧されたみたいな軽い雨。
見えないが、腕をかざせば
まったりと感ずる雨。
霧雨であるし、ほんとに
空気みたいな雨
静かにたたずんでいるときに
感ずるような雨。
風が吹けば、遠くに飛んで
いってしまいそうな雨
やがて夕方は、雲間に
来ぬか雨は消えた。
そんな中に私は今、
庭先にいた。
瞬くして雲が切れて柔らかい
夕日がのぞく。
ふと振り返れば、
古いすだれに、
拝み紅葉、
黒 竹。
柔らかな夕日の尽きて
いきそうな光が淡く
差しこんで行く。
そんな風景。
和式な自分は、
妙に気に入っている。
忘れていたこの光景を。
この絵に会えるのは晩秋、
紅葉の紅葉を愛でながら
自分だけが感ずるけど、
絵の一幅感がいい。
※ 私は物書きでないけど。
いろいろな書き方も
してみたい。
ありがとうございました。
完。