朝から、梅雨のような雨。
霧のような雨。
小糠雨。
体が、少し冷える。薄めの長袖の
上着を着る。
㋈7日の手術を終えてから
一週間ガ経過した。
大腸のスコープによる
ポリープの手術結果、胃の単純検査の
結果の報告を受ける日が来た。
胃については、安全判断をすでに
手術日にはいただいていた。
大腸手術では、手術の切除での
ポリープは完全に取り除いている。
けど、一部病変の
ありそうなポリープがあれば、
検査をするとの説明をいただいていた。
そして、
その検査も報告を聞くことになっていた。
結果の不安が頭の隅に張り付いて
離れない。
少し緊張する。
雨がやまないが、10時の予約時間に
間に合うように 自転車で出かける。
病院に15分前に到着。
雨はまだやみそうもない。
消毒、検温を済ませ
診断受付表を
読み取り機に通して
上階の 内科 消化器内科にすすむ。
内科の受付を済ませて、待合室で
椅子に掛けたのは、ちょうど
5分まえだった。
すぐに、座ると間もなく
「〇〇さん4番室にどうぞ」
直ちに急ぐ。
自分:「失礼します。」張り詰めた声で
あいさつ。
一呼吸おいて
6帖ほどの部屋に良く通る声で
先生:「良性で大丈夫でしたね。
問題はありません。
終了です。
出来れば、2~3年後で検査を
受けることを勧めます」
と執刀医と同じようなことを
言った。
「ありがとうございます」
それだけ言うのが
精一杯だった。
*****
11時に支払いを済ませ玄関にでた。
病院行きは雨に悩まされたのに
帰院の時は、雨脚はすっかり
上がっていた。
天気も祝福してくれている様
おもった。
雨も上がったので帰る道を
見慣れた公園に向けた。
利用する人のいない風景に、
赤い果実をつけた灌木が、
濃い緑の中で、つつましやかに
それでいて、その赤い実を主張
するようにたわわに付けていた。
サンゴジュの実
まるで、南天の実が実っている様だった。
サンゴジュの実
銀杏の若葉も力強く咲いていて私の健康の
方向を指し示しているようだった。
ありがとうございました。
完。