風害は、台風ばかりでなく、突風による場合も
増加しています。
そこで風の力がどれだけ大きいかを定量的に
求めて見ます。
モデルとして、ゴルフネットの例を取って、
計算してみたいと思います
ただ、あくまでこれは清算でなく、概算です。
高さH=30m
幅 B=140m
地域:東京都の余り住宅が
込み入っていない地域
風の 基本のかぜ力を求めます。
30mの風圧力
20mの風圧力
10mの風圧力
ネットにかかる風の水平力荷重 Q は
Q= 3.98t 此の値は、
奥行き 1m幅での値であるから
幅140mを加味して計算しますと、
合計Q = 3.98tx140mx0.15=83,58t
なります。
余りピンときません。建物で有れば、
どのくらいのおおきさに同じかを、
探ってみました。
この風が、簡単に言えば、これと同じ力の地震を発生さす規模の大きさの
建物は、、
鉄筋コンクリート住宅で探ると、おおざっぱに 平屋で言えば、
大体 どのくらいの建物でしょう.か。
横力 Q は 建物重量(w)の 0.2倍 ですから、
Q = 建物の重さ x 0.2 = 83.58t
変形して
建物重さ = 83.58 / 0.2 ≒ 417.9t です。
1㎡の低層コンクリートの概ねの重さは 1t~1.2tですから
建物面積 A0 = 417.9 / 1.15 ≒ 363.4m2(110坪)に相当します。
高さ 3.5m
縦 19x19m の 店舗 とでも言いましょうか。
110坪の住宅が、地震で揺れた時に発生する力と同じになります。
ゴルフネットを例として書きましたが、
ゴルフネットは、かぜの処理が大切です。
風が来ると予想されるときは、ネットを地上近く
まで下げるのが一般的です。
従いましてこんな応力は発生しません。
最後まで お付き合い有難うございました。
完