桜が蕾でいるころは、紅葉はまだ、
さく気配さえなく、桜の咲き始める頃
やっと、春紅葉の形状になる。
桜の花からだいたい2週間は遅れて
私の庭の紅葉が芽映えてくる。
後を追うように蕾が大きくなり
私たちの期待を満たすように
日に日にしっかりと膨らんでくる。
その後、最近
私の庭の春紅葉がめだってきた。
若葉が色付き、しっかりとし
てきた。
私の体感としての春は、口では
春になったと言うが、
体感的には遅れていて
春紅葉の茂る頃になる。
毎年のことだが、
あえて花の少ない我が家ので
春をどこで感じ取れるかは、
紅葉の咲く頃の春景色が唯一、春の
判断にしているからかもしれない。
今、暦的にはすでに初春の中だが、
ようやく春になったな。と
体感的に思えるのである。
暦的でも、体感的でも春はいいものです。
枕草子に一説を思いだす
「春はあけぼの。やうやう白くなり行く
山ぎわすこしあかりてーーー」を。
ありがとうございました。
完