宇奈月ブログ

人生の旅人

トヨタ自動車のCOP26への戦略

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トヨタ自動車

10月31日から11月12日まで英国のグラスゴーでは
「COP26(国際変動枠踏み条約第26回締結国会議」)が
行われている。

結論から言えばCO2の削減の世界会議である。

ではこの会議はどんな会議かというと、ものすごく
簡単に説明すると

「[気候変動の中で、温室効果ガスの排出を
「ゼロ」とする取り組みで、その最終完成日を
2070年にする。」」
ということである。

会議の進行では
1,2日は首脳級会合が開かれてインドの70年には
「ゼロ」目標を表明。
新たな目標が出された国、英国の発案では
「46ヶ国地域の国が石炭などの火力発電を段階的に
廃止する声明に賛同」と、進行の順調さを発信している。

現在世界はこの削減目標を達成すべく努力している
のであるが

2030年には、今より13,7パーセント増加するという。
それでも、最初10月末中国、日本、参加国の
14か国に出されていた目標は16パーセントであるから、

少しは削減目標の改善が宣言されたかたちに
なったのである。

英国のジョンソン首相がテーマとして挙げていたのは
「自動車」「石炭、ガソリンの石化火力」「植林」
「資金調達」の分野であるが、国際合意は
深耕出来ないこともあり、自動車に絞り「EV」の
推進を強力に進め合意を目指す構えらしいのである。

自動車で問題とされるのは、化石燃料ーー>CO2
の排出である。

このトヨタが、COP26では、そのCO2の削減には、
消極的でグリンピースの自動車格付け順位では
脱炭素化では最下位だった。

この最下位を指摘しながら、
EV化を加速するようにせまったのである。

それに対してトヨタ自動車の言い分は、

「木を見て森を見ず」
という。


EV(電気自動車)は、EV車だけに限れば、
電気――>モーターを回す――>力を駆動軸に
伝える―――>車推進
となり、CO2は排出しない。

しかしながら、電気を作る過程の全部のCO2を
ランニングコスト)加算すると
必ずしも、EVがクリーンではないと言う。

因みに、国際エネルギー機関(IEA)の20年に
発表したデーターによると、CO2排出量は
(走行時+燃料+車両の製造時)では

一台当たり
ガソリン車-34.t
EV- 28t
HV- 28t
PHV―24.5t

(※どのくらいの差をもってクリーンであるか尺度かない)

EUではEU らしい戦略が見え隠れしていて
EUが世界的なEVにシフトするには、
環境意識の高さだけでなく、CO2の削減で
トヨタがHV車で覇権を獲得したように
覇権を握りたい気持ちが見え隠れしている。


かってEUはガソリンより優位性があると
ディーゼルエンジンの優位性を過信していた。

排ガス不正問題の明るみに出るまではかたくなに
守ったが、その後に優位性がなくなり、さらに
追い打ちをかけるように、トヨタのHV車には
勝てず、EUはEV車に補助金を使って後押した。

一方では、トヨタは、「HVを守りたいだけでは」
という声もある。

トヨタは、ミッションエンジン(自動も含めて)
にを燃料を使用できる変更を加えて、
今年の5月22に「富士スピードウエイ」の
24時間レースに出場見事完走した。


完走後、トヨタ章夫社長は こう答えていた。

カーボンニュートラルにも、
こんな選択肢があるということを
世界中に伝えていただきたい

と答えていた。

印象的であり、感動もした。

この技術は新しいものではなく40年以上前には
開発されていたが、実際に長距離を走り、耐久性も
確認出来て、さらに事故もなく完走できたことは
感慨深いものがあります。

トヨタのコンセプト
毎日新聞が言うように
産業革命からの心臓部を残し「車らしさ」を
残しながら、脱炭素(脱C)を目指す

心意気の感銘を受けるのです。



毎日新聞日刊R3-7/27,11/7
、まとめ,)



ありがとうございました。


完。