サラリーマンのある日。
勤めを終わり急いで帰る自分。
ほっこりしたいな~。
退社して電車に乗っている自分。
ふいにタクシーに乗っている自分。
切符がいらないのに私がタクシーを下車するのに
補助席に乗っている車掌さんが切符を受け取る。
車掌かタクシーにーーー変。
切符をいくら渡しても車掌さんにわたらない。
タクシーを下りて自宅に入る。なんだか変。
ぱっ、と目が開いた。
ソファーに長々と横たわっている自分がいた。
あたりを見まわすと、乗り物に乗っていた風景
と違うにに気が付く。
眠りから覚めた。
うたたねしていたのだ。
今までの行動は夢の中だった。
ゆっくり起き上がり、食机に置かれたメモを見る。
出かける旨のメモだった。
一人の昼の用意をする。
簡単な、そろそろ食べたい汁物を作ろうかと
冷蔵庫を開くと、手前に一人前のレトルトの八宝菜
の袋があり、材料とツユと野菜が仕込んであった。
鍋で、合わせて火を通せば、すぐ出来上がるように
なっていた。
いない家内に“おおきに”と何時もは口に出して
は照れくさい気になって言わなない言葉を
心でつぶやいて、頂いた。
ありがとうございました。
完。