宇奈月ブログ

人生の旅人

月明りでできた影絵

夜の11時、暗闇の部屋。
ムッとする熱気。

日中の滅がこもり、部屋に
入っていった顔をモワッと撫ぜる。

あわてて
換気をするため窓を開ける。
外気の涼しい流れが私を包む

心持ち涼しい。

見上げると
南向き窓からの月き明かりが
明るい。満月に近い月だ。

f:id:opop7976:20210721004540p:plain



s:1/4、 f:3.5、iso: 12,800、ノンフラッシュ
この一枚:遊び心で撮影。

f:id:opop7976:20210721004609p:plain

月のひかりはベランダと藤の弦を
すりガラスに柔らかな映像で写し
出していて、まるでトーキー映画の
一片を見ているような錯覚を覚える。
ぼんやりしたやわらかい影絵の
ようにも見える。

f:id:opop7976:20210721004553p:plain

時間、藤弦の伸び、月の月齢、と
自分がこの時間にこの時間になければ
この影絵は見ることはできなかったでしょう。

明日は、良いことが起こりそうな
うれしい出来事でした。

それにしても、ここに住んでいて四半世紀
を超えるけど、初めて遭遇した映像だった。


ありがとうございました。


完。