世界最大の海運交通事故が起こって、6日が過ぎました。
それもかなり異国の遠いところで起きました。
外電、主力日刊紙によると、
エバーギブソン号(本社:今治市
――正栄汽船所有――
台湾の長栄海運が運航)が
エジプトのスエズ運河で発生しました、と伝えていました。
3月31日には回復には3日程度と推定していましたが、
4月3日、今日開通するに至ったようです。
あとは事後処理の、保証問題に移行しています。
場合によれば、1100億円を超える事後費用の試算が
出てきているようですし、
ロイズ保険会社も110憶円程度の損失になるようです。
そもそもスエズ運河とは、1859年11月17日に開通した
エジプト北東部にありその幅205mで地中海の
ポートサイド~スエズ湾までの距離スエズ間194km
から成り立っている。
直接には日本には関係ないだろうと思うのは、
そんなことはなくて、おおむね通過する全体の
6割が日本を含めた貨物量となっています。
私たちが利用する日本中の原油は
まさにこの運河を通って
運ばれてくるのであります。
遠い外国からの輸入には、多大の
諸経費、燃料費がかかるわけだから、
運航距離を短くするのは命題ですね。
特に燃料費の増減は経営にまで響く
ため、スエズ運河が利用されるのが多い。
希望の岬を迂回するより
ここで、ちょい燃料の概要ですが
、――燃料のことを「バンカー」
と呼び石炭貯蔵倉庫の名残です。
一般的に
超大型20万トン級では、大体100t前後
の燃料費を使います。
1トン あたり400ドルとして(1バレル50ドルとして)
1日、100トンx400ドル=40000ドル消費します。
円に換算して、4万ドルx110円(レート)=440万円