宇奈月ブログ

人生の旅人

福田こうへいさん、北の旅人を歌う。

昨日の天気予報では、今日(25日)は雨だと
予想していたが良いほうに天気が変わった。

久しぶりに、ミニコンポで石原裕次郎全集
のテープを聞いた

あの甘いゆったりとした声は、
今の時代にはない歌い方、高音域も
張り上げるのでなく、すっと消えるように
歌っている

その中で、こうへいさんが、カバーを出しているのを
知った。
こうへいさんは、どちらかといえば、民謡だから
裕次郎さんとは違う音質、大変興味を持って聞いた。


●〽 北の旅人 ●〽

歌手: 石原慎太郎
    福田こうへい(カバー)
作詞: 山口洋子
作曲: 弦哲也



(一番〽)

たどり着いたら 岬のはずれ 
赤い灯が付く ぽつりとひとつ
今でもあなたを 待ってると
いとしい お前を まってると
いとしいおまえの 呼ぶ声が
俺の背中で 潮風(かぜ)になる
夜の釧路は 雨になるだろう


(二番〽)
古い酒場で 噂を聞いた
まどの向こうは 木枯まじり
半年前まで 居たという
どこえ去(い)ったか 細い影
夜の函館  霧がつらすぎる

(三番〽)
空でちぎれる あの汽笛さえ
泣いて別れる さい果て港
一度はこの手で 抱きしめて
泣かせてやりたい 思い切り
消えぬ面影 尋ね人
夜の函館  雪が方に舞う
(了)

www.youtube.com



こんな切ない、ちぎりのなかで
切っても切れない関係は
どんな絆で結ばれていたのだろう
美しくもあり悲しくもある。
どんな事情の離ればなれか知らないが
瞼に染み付いた面影を背負って
北の極寒の地までを訪ね歩く
旅人の探し人を求める熱情と愛情を
ひしひしと感じます。

裕ちゃんの歌は、日本人のうた
心の歌。人生の節目に遭った歌。
数えきれないくらい歌った、この歌。
ありがとう。

この歌をこうへいさんが
素晴らしく、すがすがしく
歌ってくれています。

こうへいさんの声の透明感が
素晴らしい詩とともに北の極寒の
情景を引き立てているように感じます。

裕次郎さん
https://www.youtube.com/watch?v=b1PfK2c2lsI


ありがとうございました。
おやすみなさい



完。