宇奈月ブログ

人生の旅人

福田こうへいさん、「名月赤城山」をうたう

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ついに初春の扉が開き始めた。
やっと3月になった気がした。

二月堂のお水取りの行事は始まったばかり。
14日の行事が終わるころ、やっと
本格的な春が訪れる。

そして、色々な花がいたろところに
咲き乱れて百花繚乱の感の楽しみが増える。

わたしは夜、家路に急いでいた今宵。
赤信号で止まる。

何秒かか過ぎてうつむき加減の視線を上げた。
ふと焦点を合わせて南東の天を見上げた。
満月に近い月が雲間に浮かんでいた。

暦で見ると3月は7日が満月という。
雲間を割った月がやわらかい。

感じは朧昆布の中に落とし込んだ
卵の黄身の様。
それにも劣らない朧月が雲間に踊っていた。

こうゆう日は艶歌にぴったり感じだった。
 名月赤城山 を聴きたいと思った。

元歌は東海林(しょうじ)太郎
の名歌ですね。

  ●〽 名月赤城山 ●〽

歌手:東海林太郎
福田こうへい(カバー)
作詞:矢島籠児
作曲:菊池博


10343 SCR ♪ 名月赤城山 FLC ☆ 福田こうへい ◇ ① 200212 - YouTube
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一番〽

男心に  男がほれて三
意気が溶け合う赤城山
澄んだ夜空のまんまる月に
浮世横笛 誰が吹く

二番〽

意地の筋金 度胸のよさも
いつか落目の 三度笠
言われまいぞエ やくざの果てと
さとるわらじの 散る落葉

三番〽
渡る雁がね 乱れて泣いて
明日はいずこの ねぐらやら
心しみじみ 吹く横笛に
又も騒ぐか 夜半の風

(了)
 
歌の言葉は、非常に圧縮されていて
短歌の様に、いらぬことばは
そぎ落とされていて
ことばの意味を説明文によらず
聞き手にゆだねています。

抒情詩のそのもので、
大好きな構文です。

言葉自体に切れがありますし
哀調に満ちたメロディが、
心を揺さぶります。


何度も、聴きながら、この歌は
こうへいさんの高音声にぴったり
です。


(一部参考:ウイキペディア)

三山ひろしさんの歌どうぞ。
こえの伸びは、こうへいさんと同じ、
切れと、ノビがいいですね。


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有難うございました。
おやすみなさい