宇奈月ブログ

人生の旅人

わが庭の藤棚。

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(藤の枝、伸びすぎたところ)


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幹の部分



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藤棚屋根面

私の家には、南東側に藤棚がある。
もう30年以上にもなるのだが、
この木はまったく目立たない。

そのはずで、平屋の屋根樋
と同じ背高で、道路からは
外塀で遮られて見えない。

牧の木のように、華やかな
屋敷(それほどの物じゃない)
を飾るのには、不足なのである。

そして丁度
家屋の東南が入隅になっていて
そこに堂々と鎮座している。

その藤棚の東南の一点と建物の
隅の点を結ぶと丁度 長方形となる
勘定になる。

藤棚は我が家の歴史ある30歳以上の
老木だが、私たちの生活に深くかかわって
くれている。

地味ではあるが、なくてはならない
憩いの手助けをしてくれている。

その手助けの一つは、遮熱の効用を
受け持ってもらっている。

真夏の遮熱は尋常でない。外をあるくのには
帽子、サングラス、シャツの長袖、は必需品。

そう考えると、家もエアコンだけでは、もの足りない
そこで、この藤棚が、太陽の遮蔽におおいに役に
立つわけである。

さらに良いことに、秋から冬にかけては、ち密な葉っぱが
役目を終えて、散ってくれるのも

これから訪れる冬のために、家屋の暗くならないように
する役目だと、自然に考えてくれている。


この藤棚がない生活を考えると
私たちから見れば、ペットは飼って

いないが、(以前フィラリアで死なせた
ことがあり)

ペットを飼っているような気持
に似ている。

ペットもそうだが、結構手間がかかる。


一週間もすれば、2階の手すりに巻き付きたり
樋の隙間から壁の隙間に入り込んだりして

もうそうなれば、壁の一部を外して取り除く
はめになり困るのである。

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今年も役目が終わりちかずいてきた。
ご苦労さんとめを細めていいたい。



ご覧ありがとうございました。


完。