宇奈月ブログ

人生の旅人

哀愁列車(三橋美智也)を福田こうへいさん歌う。

この哀愁列車は、1954年に酒の名前の
歌(酒の苦さよ)でデビューしてから
1956年に発売の第二曲目でした。

1950年6月にはじまった朝鮮戦争
1953年に終わり、戦争特需の恩恵を
受けた日本も、ちょうど経済が立ち
直った時代でした。

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三橋美智也さん三橋美智也さんは、と言えば昭和30年時代曲は、
黄金時代を築いて、「三橋達也で明け暮れる」
ような時代を築いて
キングレコードの「三人男」の一人として名声を極めました。
今から見ればレジェンドでした。


三橋美智也のまえに 歌手は無し、美智也の後に
歌手は無し」(私の戯言)と人気は絶大な人気だった
のでしょうか。


この歌は1956年7回NHK出場の曲目で初めの出場曲でした。

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当時30年ごろの歌では、島倉千代子の「この世の花」が
歌われていて、この歌はニ長調で、かなり哀愁がかって
います。世相的には、好まれていた時相でしたのでしょう。


〽● 哀愁列車 ●〽


歌詞:三橋美智也
作詞:横井弘
作詞:鎌田俊与

惚れて 惚れて

惚れていながら 行く俺に

旅をせかせる ベルの音

つらいホームに 来は来たが

未練心に 躓いて

落とす涙の 哀愁列車
(1番)

心を断ち切るこの切なさが
歌を聴く心にしみます。

こうへいさん歌います。

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切なさ、不安さが歌声ににじみ出ています。
浪曲調の奥義を決めた美智也さんは

詩の心情を、きめ細やかな
軽妙な節回しで(小節で)歌い上げていまね。

さすがに、民謡の第一人者ですね。
(これは私勝手思いです)

時代が過ぎてーーーーーー。

福田こうへいさんの歌にはり少し東北の訛があります。

民謡には、地方の社会感があり、その訛が歌を
豊かにしているわけです。

純民謡の「津軽三下がり」もそう感じます。

何時も変わらない、歌手仲間に、軽い礼儀的な
挨拶にも、深々と会釈されるのを見ると、長年の

厳しい民謡の修行から得られたのか、また
先代の岩月さんのがあったのでしょうか。

いつも感心します。
清々しい気がします。



お二人を聴きましたが、
私には声質が良く似ている気がしました。



美智也さんは外に広がるようなイメージ、
こうへいさんは、細く束になって、
一点に突き進んでいく
ような気がします。
(あくまで私見

お二人とも聞き終わりには、
メロディがエンドレスで残ります。


有難うございました。


20/07/12