私の庭の紅葉に負けない働き者の
植物があります。
これから暑く夏につれ、大切になる樹木です。
藤の木 です。
1月前
今の状態
20才を超えています。
でも助け合ったとても良い相棒です。
丁度、我が家の南西側の入隅の空を
覆うように植えて夏の日よけになれば、
と植えたものです。
真夏の太陽の遮蔽と鑑賞を兼ねて
立派に、働いてくれています。
青々とした葉は、目の神経を休めてくれて
その日陰は、どんな強烈な夏の太陽の熱射をも
遮って、家屋に冷温を授けてくれます。
その枝の広がりと、枝の密度は 紅葉以上の
強さがあり、夏の日差しから私達を守って
くれます。
この藤は花芽は比較的遅く、4月になって
も出ませんでした。
じりじり、まだかな~、と気を
揉みながら待つ事、さらに2週間程経て
やっとかわいらしい葉芽にお目に
掛かれました。
その葉芽は、葉っぱとはいえ、
その柔らかさや、愛らしさは他の花に
ひけを取りません。
初芽が出てからの成長が、非常に早く
天気の良い日には目視でもわかる程です。
やっとでこんなになりました。
されに弦は伸び、力強く、逞しいほど
しっかりとしてきました。
弦が、藤棚を巻き付いて伸びて
行く様は、新しい家屋の屋根を作る
建築屋 さんのように見えてきます。
少し部屋が暗くなるのは仕方ない。 (苦笑)
新葉は層を重ねて、思うがままに空中
を散策しているようです。
この藤と棚は
一昨年秋、強烈な台風の洗礼を受け、
半倒壊になったのです。
一度は、崩れた棚の廃棄を考えました。
でもあきらめきれませんでした。
2日の修理したおかげで奇跡的に今年も
藤棚として元に戻りました。
「あなた達が望んでいるのは、
私たちの力が借りたいんだね」と
見透かしている様に、回復しました。
我が家の働きとしてまた令和元年を知る
証人として生きてーーー永久(とわ)
に向かって走ろうね、と約束しました。
有難うございました。
完