黒田藩と聞けば、黒田官兵衛を
思い出します。
黒田藩とは九州の現在の福岡で、
江戸時代は福岡藩として
黒田氏が納めていました。
黒田官兵衛は1546年12月22日姫路で
長男として生まれ、
実母直接育てられたとされています。
官兵衛は、文武両道に長けていて、
戦場においても
恋歌、茶の湯、などをたしなむ
武士であったと言われています。
黒田節とは黒田藩ので生まれた
この歌の元となった逸話があります。
黒田藩の黒田長政藩主と官兵衛は、
福島正則方に朝鮮出兵の帰りに立ち
寄ったのですが、
その折酒豪の母里太兵衛は厳しく
禁酒を命じられていたのですが、
祝いの宴の際に、正則の
「この大杯の酒を飲めば、思うが儘の
褒美を取らす」とけしかけられてつい、
酒に手を出したのです。
しかしこれが、あれよあれよと言う
心配をよそに 飲み干してしまいます。
福島正則:何が欲しい。
と問いかけられて
母里太兵衛 :日本号(日本3
大名槍の一つ)を下されば
これに勝ることはございません。
正則も武士に2言はないと潔く
渡したとの事。
(今の政治家たちに聞かしたい!! 笑)
日本号の名槍を勝ち取ってしまったもです。
歌にもある「 飲み取る程に 飲むならば~」
はこの心を示した詩でしょうね。
ところで、
母里太兵衛友信と福島正則との逸話を
民謡として、伝えられています。
(参考文:「黒だけの逸話」
「黒田節由来は 母里太兵衛と福島正則」)
この黒田節は、福岡の民謡背あり。歌には、特徴があります。
七五調子の四句を基本として
歌われています。
〽~。
酒は飲め飲め 飲むならば
日ノ本一の この槍を
飲み取る程に 飲むならば
これぞ真の 黒田武士
(1番)
峰の嵐か 松風か
尋ぬる人の琴の音か
駒ひきとめて 立ち寄れば
爪音高き 想夫恋
(2番)
(3、以下略)
さあ、黒田節です。
さすが、
着こなしは身を助ける
と言いましょうか、
キリリとしたいでたち和服に袴
よく似合います。
山椒は小粒でもピリリと辛い。
黒田節は音域が広いけど、
低い声もいいですね。
有難うございました。
完