気温のジグザグを経て、
二十四節気の命名ではすでに春の
終わりに近かずいているというです。
穀雨(こくう)の4月20日を過ぎると、
暦は夏に向けて移動して、
初夏の立夏(りっか)が近ずいていく。
でも体感では、紅葉を見れば、
春たけなわの感じのほうに
実感が有る。
今は一年中で一番活動が
活発で、夏よりも過ごしやすい。
花、草木は目を和ませて、
食べ物は胃を潤し、人は自然
への興味で頭を悩ませる。
日々の気温は変化少なく、
時折の降雨日は、
庭の紅葉を潤し
明日への糧をあたえ、
明日への息吹に色を添えてくれる。
私の庭の紅葉の木は、付き合いは長い。
今年も春の柔らかい赤子の手の様な
風情を楽しましてくれました。
花と違って実ない草木です。
七重八重花は咲けども山吹の
実の一つなきぞ悲しき
の山吹と同じ様に、紅葉は
「身の一つだになきぞ悲しき」
の心境です。
でも紅葉は私たちには、「藤棚」と
同様に大切にです。
かれこれ25年は超えると思う
長い付き合いの紅葉には、
いつも助けられてばかりで
どの様に労ったらいいのか
と思いながら、
またゆっくりと一年が繰り返さります。
私達の家屋にとっては優等生ですよ。
なぜ庭木に紅葉を選んだかですが、まず、
①芽ぶく柔らかい赤子の手の様な
春紅葉の鑑賞。
②将来、根が張り枝がしげったときには、
太陽の熱波から外壁を保護
してくれる。―家屋の保護
③真夏の熱波の部屋への侵入
をブロックする事、――省エネ
④秋には、壮大な 紅葉が
鑑賞できることーー楽しみ
⑤冬には、葉は落ち葉となり、
小枝、幹だけになって、
冬の太陽光を取り入れる。
とこんな考えで、植えたのす。
今年も大風にも耐えて、大きくなった。
これからも、楽しみです。
ありがとうございました。
200411
完