●静寂前の公園の鳥たちと●
ふと夕方4時外に出たくなりました。なぜかわからない。
行先は 決まってないのに。
とにかく理由を無理に付けて外出をしました。
ガゾリンを入れに行くと自分に理由を付けて。
どんよりとした雲。今にも、雲が裂けて
雨が降りそうです。車に満タンのガソリンを
詰め込むと、きた道と違う道を走りだす。
意識を強めて、歩道のそば見ると
秋には良く訪れる公園が目にとまる。
車を止める。
離れた視界にこどもたちが、わずかだが
見えている。この辺の子たちでしょう。
前方の空を見上げると、葉のない樹木が、
空の灰色がかった色の中で、黒く際立っている。
影絵のよう。
後ろ側の溝のあたりで、聞きなれた、少し甲高い、
そしてチチチチとなく声がする。
「スズメ ! かな」振り返ると、この時期には、
あまりお目にかかれない光景だった。
私の庭にも、今はいない 愛らしき鳥たち
と遭遇したのです。めったに遭わない光景。
集まって、相談している様にみえた。
家の庭に鳥たちが来て去年の様に
来てくれるのを願った。
有難うございました。
20j18
完