シクラメンと 気持ちと
朝 チャイムが鳴った。
ドアホンを覗き、そそくさと出る。
クロネコです。認め印
ここえお願いしますと。
暫くして、車から持ち出してくる。
品物を、受け取る。何だろう?
品物の形状から、花の様だ。
荷ほどきやらで、それから20分
かわいらしい。いや 美しい と言うのが
いいのでしょう。
シクラメン でした。
携帯が鳴る。
「昨日送った花付いた?」と子供。
「今着いた。まだ、解いてるところ」
と家内。
「お花の券いただいたの。貰い物、
花好きでしょ。また、冬休みに、
連れて行くからよろしくね。」
と切れた。
シクラメンと言えば、
情熱のように赤い花、うす紫した色、純白、
を想像しましたが送られてきたのは、
紅で縁取られた白でした。
逆光でのシクラメン
白地に、決して誇張しない
紅色で淵取られた花びらの模様は、
端の紅色は中に行くほど滲んで白い色に同化しています。
花の形は大きなウエーブのあるドレス
のような感じです。
そして、どの花も同じでしょうが、
花の色と、深緑い葉の色の対比が絶妙
であって、一層花の色を引き立てています。
誠実な男性に、嫁いでいく花嫁の衣装にしたくなる
気持ちでしょうか。そんな気もちになりました。
シクラメンの花の名曲
布施明:シクラメンのかほり
を聞きたくなりました。
シクラメン何時見ても、その佇まいは、
風景に溶け込み眺めるのに
飽きません。
有難うございました。
完。